
みんな、この前は「日本酒度」と「酸度」について勉強したよね!



今回は、ラベルに書かれている「純米酒」や「大吟醸酒」といった言葉について、詳しく解説するわ。
「日本酒度」と「酸度」を理解して、日本酒選びが楽しくなってきた皆さん、こんにちは!実は、ラベルには他にも「純米酒」とか「精米歩合」とか、まだまだ知らない言葉がたくさんありますよね。
でも大丈夫!
今回の記事では、日本酒の種類や味わいのヒントになる、もう2つの大切な言葉をずんだもんが分かりやすく解説します!この記事を読めば、もっと日本酒選びが楽しくなって、お気に入りの一本を見つけられるはずです!


日本酒のヒミツ!「精米歩合」とは?



この前、お酒屋さんで「純米大吟醸」って言葉を見たんだけど、めちゃくちゃ高かったんだ!そのヒミツは、この「精米歩合」にあったのだ!
日本酒を知らない人でも、「純米大吟醸」という言葉は聞いたことがあると思います。実は、この言葉は「精米歩合」と深い関係があるんです。
精米歩合とは、お米をどれくらい削ったかを表す割合のこと。日本酒は、お米を削れば削るほど、雑味のないキレイな味になるんですよ。まずはこの「精米歩合」について、一緒に見ていこう!
1. 精米歩合ってなに?


精米歩合とは、お米をどれくらい削ったかを表す割合のことです。
日本酒を造るお米は、お酒の雑味のもとになるタンパク質や脂質が含まれる外側を削って使います。例えば「精米歩合70%」と書いてあったら、お米の外側を30%削り、中心の70%を使っているという意味です。
一般的に、お米は中心部分に行くほど、お酒の旨味のもととなる糖分がぎっしり詰まっています。つまり、お米を削れば削るほど、雑味のない純粋な部分だけを使えるようになるんです。
だから、精米歩合の数字が小さくなるほど、削る量も増えて、お米をロスする割合も高くなります。これが、精米歩合が低いお酒が高価になる理由の一つです。
2. 精米歩合と味の関係


お米の外側には、日本酒づくりにおいて雑味となるタンパク質や脂質分が含まれています。そのため、精米歩合の数字が小さくなるほど、お米の外側の雑味がなくなり、すっきりとした、香りの高いお酒になります。
- 精米歩合70%
お米本来の旨味やコクがある、ふくよかな味わい - 精米歩合50%
すっきりとして、フルーティーな味わい



ちなみに、この前飲んだ「れもんしとろん」の精米歩合は70%だったよね。一般的には、もっとお米の旨味やコクを感じるはずなんだけど、「れもんしとろん」はそうではなかった。これも、日本酒の製法が複雑だからなんだろうね。
精米歩合はあくまでも目安でしかありません。
ずんだもんも、精米歩合30%の日本酒を飲んだことがあるけど、お世辞にも好きな味わいではなかったんだ。なぜなら、日本酒は製法や使われている麹、水によっても味わいが全然違うから。よく「日本酒は沼だよ」と言われるのは、この奥深さがあるからなんだね。
でも、日本酒という大海原を泳ぐ上で、何も知識がないと次の一歩が踏み出せないよね。手に取った日本酒で迷ったときに、この数字を一つの参考情報として見てみると、きっと新しい発見があるはずだよ!
「特定名称」を理解しよう!





みんな、精米歩合について理解できたかな?
この精米歩合が、次に解説する「特定名称」と深い関係があるのだ!
日本酒のラベルに書いてある「純米酒」や「本醸造酒」といった言葉は、「特定名称酒(とくていめいしょうしゅ)」と呼ばれています。
「純米大吟醸」って聞くと、何となくランクが高そうってイメージがあるよね?その認識でOKなのだ!この「特定名称酒」は、醸造アルコールの有無と、精米歩合によって8つの種類に分けられます。
それでは、この表を見ながら一緒に見ていきましょう。



それでは、この表を見ながら一緒に見ていきましょう。
精米歩合 | アルコール添加なし | アルコール添加あり |
---|---|---|
区分なし | 純米酒 | – |
70%以下 | – | 本醸造酒 |
60%%以下 | 純米吟醸酒・特別純米酒 | 吟醸酒・特別本醸造酒 |
50%以下 | 純米大吟醸酒 | 大吟醸酒 |
日本酒は、お米と米こうじで作られるお酒です。ここに、醸造アルコールを添加しているかいないかで、表記が変わるんだ。
- 純米とつくお酒
- お米と米麹だけで作られている、醸造アルコールなしの日本酒です。
- お米本来の豊かな旨味や香りが楽しめます。
- 純米がつかないお酒
- 醸造アルコールが添加されている日本酒です。
- スッキリとした味わいが特徴です。



「純米」の有無で、醸造アルコールが入っているかいないか、一発でわかるんだね!
特定名称は、精米歩合が小さくなればなるほど、ランクが上がっていくと表現できます。 そして、この特定名称のランクが上がれば上がるほど、一般的に甘くてフルーティーな日本酒になる、とイメージしていただければOKです!
- 吟醸酒・大吟醸酒
- 精米歩合の数字が小さく、フルーティーで華やかな香りがします。
「純米」とついたらお米の旨味を感じられるんだな、「吟醸」とついたらフルーティーな香りなんだな、という風に覚えていただくのでもOKです!
まとめ



この記事を読んだあなたは、もう日本酒選びが楽しくなるはずなのだ!
今回の記事では、日本酒のランクや味わいのヒントになる「精米歩合」と「特定名称」について解説しました。
「純米大吟醸」が高価な理由も、これで少し分かったのではないでしょうか。前回の記事で学んだ「日本酒度」と「酸度」の知識と合わせれば、もうあなたは初心者卒業!
これからは、お店で日本酒のラベルをじっくり見て、自分好みの日本酒を探す旅に出かけてみてください!
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